本社スタッフの一人が、枚方市の認知症サポーター講座を受講し、講師の方の「事業所でも出張しますよ!」の一言から、輪が広がっています。

社内での認知症サポーター講座の実施も、5回目。今回は本社での実施です。社長含め本社スタッフと、くずはケアのスタッフと合わせて合計33名の参加です。

写真:認知症サポーター研修受講風景
満席でした!普段10名程度で使っている会議室に33名の参加!!

いよいよ、講座スタートです。社会福祉協議会こもれびの亀山講師にお越しいただきました。こもれびさんには、業務上でもお世話になることがあり、くずはケアのスタッフに「見慣れた制服ですね」とお声がけいただいて、和やかなスタートです。

まずは認知症の基礎的理解

・「痴呆」という言葉が使われていた時代から、脳の障害であるとの認識が広まり「認知症」となった経緯。
・認知症の種類(最も有名なアルツハイマー型から、脳血管性型など)によって、脳内で起きている変化が異なり、適切な対応が異なること。
・認知症になった場合に誰でも見られる中核症状(記憶が抜け落ちる記憶障害、時間や場所などが分からなくなる見当識障害など)と、周りの環境や人間関係などが絡み合って生じる行動・心理症状(徘徊、暴力、物盗られ妄想など)がある

次に、適切な対応を考えるうえで、認知症の方の気持ちになってみようとイメージを膨らませました。
・自分がいきなり、砂漠に放りだされたら?(=見当識障害で場所が分からない)
・町や、知っている場所を探してうろうろ(=徘徊、帰宅願望)
・やっと町にたどり着いたところ、知らない人に話しかけられた!(=見当識障害)
・外国語をしゃべっていて意志疎通できない!(=失語)
・怖い!自分を守らなきゃ!(=不安、暴言、暴力)

「そんな状況で、あなたならどう対応してもらえたら心が落ち着きますか?」との亀山講師の問いに、認知症ケアの適切な対応が見えてきます。「私なら、笑顔でゆっくり話しかけてもらい、大変でしたねと共感してもらえたら、不安も和らぐなあ」とスタッフ。
特に、行動・心理症状に対しては、本人にとって何らかの理由があり、その理由を理解し対応することで、穏やかに生活を送ることも可能なのです。

認知症予防のゲームを実践

最後に、認知症予防のゲームを行いました。「後出し負けじゃんけん(亀山講師に負けるように、じゃんけんをする)」、「鏡文字を読んで!」など、実際にレクレーションなどで行っているゲームを皆で行いました。これが結構難しい・・・。
「あ、間違えた!」「リズム遅いですよ~」と、笑いを交えての時間となりました。

写真:認知症予防ゲーム 後出しじゃんけん
わざと負けるように後出しじゃんけん!難しいです。

計1時間、内容の濃い講義となりました。
日々のケアの中で、認知症の方と接することは少なくありません。介護のプロとして、認知症に対する知識を学んだ上で日常もケアにあたっていますが、今回改めてお聞きすることができ、非常に有意義な時間となりました。本社の事務スタッフも「今回学んだことで、街中でお困りの方を見かけたら、何かお手伝いできると思います!」と心強い一言をくれました。亀山講師、ありがとうございました!